京都大学出身の作家さん3人の本を読みました。
どれもこれも俺的にはかなり好きです。
貴志祐介・・・誰か読んでぇ。
■ 夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦/角川文庫)純粋無垢なる大学一回生の女の子に惚れた主人公のストーカー記。
って言えば、氏の
「太陽の塔」と全く一緒ではないか!(笑)
でもこっちのほうが何だか清々しい気がするな。
最後はキレイにまとめとるし。
読んでると、あ~いそうあの大学にこんな奴ら、といった感があります。
文化祭で緋鯉を背負う女の子やらパンツ番長やら。。。
主人公の脳内で繰り広げられる脳内会議がおもしろい。
「諸君異論はあるか、あればすべて却下だ!」
しかしこれ舞台化されとるらしいね。。。マジか。世も末だな。
■ 鴨川ホルモー(万城目学/角川文庫)ドラマでやってた
「鹿男あおによし」を書いた万城目さんの作品。
こ、これは。。。やばぃ、おもろー。
ってかなんでこんなん考えついたんや。鬼才というかアホというか。
主人公の阿倍は、葵祭の行列アルバイトをした折に、
京大青竜会という妙な名前のサークルから勧誘を受ける。
コンパや例会、アウトドアイベントが催され、一見イベントサークルのような雰囲気だが、
阿倍はなにか腑に落ちない。
しかし、阿倍のストライクど真ん中の「鼻」を持つ早良京子の存在もあり、
ずるずるとサークルの一員として固まりつつあった。
そして祇園祭の日、とうとうこのサークルの全貌が明らかになるのであった。。。
森見さんよりはアクは強くない。どちらにしてもイカ京な感じですが(笑)
そしてやっぱり読んでると、あ~いそうあの大学にこんな奴ら、と思ってしまう。
これまた京大周辺が舞台なんで、長年住んでた人にはたまらんです。
まぁ特にそんな深いものはないが、娯楽小説として楽しめますな。
しかし映画化したかぁ。うーむどうなんやろ。
■ 新世界より(貴志祐介/講談社)ハードカバー上下巻、合わせて1,000ページに及ぶこの作品。
全て立ち読みで済ましちゃいました!
本屋および出版社の方々、誠に申し訳ありませんm(_ _)m
だってぇ、文庫に落ちるの待ってられへんねんもん!
そのかわりこれまで貴社には相当お金をつぎこんでるんで許してくだされ。
貴志祐介と言えば、
「黒い家」「ISOLA」「青の炎」など映画化されてる作品もあり、
ミステリーサスペンスホラー的なものを得意とする作家さんで、
加えてちょっとSF的な要素や理系的な要素も含んでる作品が多く、わしゃかなり好きです。
そして、とかく怖い。なんかこう、生理的にぞわぞわするところを突いてくるんだコレが。
しかし遅筆なため、残念ながら数年に1冊しか出ないんだな、これが。
今回の作品も、渾身の一撃といった感があり、恐ろしく書き込まれてます。
(というかあまり話の本筋に関係ないところで懲りすぎだ!)
あの世界観の構築能力は一体なんなんだ!
いやぁ、とにかく手に汗握ります。
現在の1,000年後ぐらいを描いた、近未来SFホラー?
あらすじは省略しますが、どうしてあんなん考えたんだか。
もう最後の方は、真っ暗な洞窟内で長さ30cmにおよぶ血吸いナメクジが落ちてきたり、
数メートルなミミズやらゴカイやら、読んでて発狂しそうになります(笑)
手に汗ってそっちの意味かよ!と思うなかれ。いろんな意味で手に汗が!!
あー誰かと語りたい。
つーわけで、読んじゃってください、貴志祐介。